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2012年10月01日

10月4日号 定価380円 2

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ぶらりわが街 大人の散歩 市編 445

名物多数の賑やか市
 トンネルを抜けると雨が上がった。高速道路を降りると、一面に広がるぶどう畑。ポッカリと開けた空き地に、朝市のテントがいくつも並んでいる。
 雑踏の中、思いつくままにテントの下を覗くと、旬の野菜はもちろん、包丁砥ぎや整体の出張サービスなんてものもある。およそ百七十店もの露店が出て、青空商店街のような賑やかさだ。
 かつぬま朝市は、九年前に住民が地域の活性化を願って立ち上げた手作り市。当初はテント一つでの船出だったが、あれよあれよという間に規模が拡大。今や多くの名物が生まれている。
 蔵元が朝市のために作った限定ワインは朝九時のオープンと同時に売り切れる人気ぶり。お母さん手作りのジャンボ餃子もロコミでファンを集める。この日、もっとも長い行列ができていたのは焼き菓子店の『日々』で、ふわふわのシフォンケーキが絶品だった。女性店主に話を聞くと、「ここでの出店で自信をつけ、店を持つまでになった」とのこと。
 「映画『フィールド・オブ・ドリームス』のようでしょ」と話すのは朝市会会長のウエブマスターさんだ。
 「最初は桃やぶどうが並ぶのが理想と考えていたけど、地産地消なんて恰好つけていたら今の姿はなかった。とにかく楽しもうと走り続けてきました」出店の条件はほとんどなし。この地に根ざした起業家を育てたいという趣旨から、趣味特技を生かした作品づくりを応援している。 ワイン樽を再利用した見事なテーブルに、桑の木から作ったクワガタ虫の木工品、手彫りの消しゴムハンコなんて、ちょっと他では見られないユニークな商品だ。自家製パンを手作りジャムも、この朝市では食べ比べができるほどお店の数が多い。試食をするたび、買いもの袋が大きく膨らんでいく。
 「ギターを弾いたり、着ぐるみを着たり、ここでは何をやっても自由。整体もミスマッチかと思いきや、空の下でやるからこそ気持ちが良いんですね」
 会場の片隅では、これまた朝市名物のワインセミナーが聞かれていた。講師を務めるのは、ワインエキスパート資格を持つ篠hさん。元は近所で農業を営んでいたが、野菜を売るだけでは物足りず、六十を過ぎてから資格に挑戦。「朝市で第二の人生が拓けたの」ととびきりの笑顔でそう話す。
 一軒、一軒、立ち話をしていると三時間はあっと言う間。楽しい時間が終わる一抹の寂しさと、たくさんの笑顔の思い出を残して、朝市会場はサポーターズと呼ばれる有志の手で、きれいさっぱり元の空き地に戻っていった。

とさ、、
posted by かつぬま朝市ウェブマスター at 22:00| Comment(0) | 紹介されました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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