勝沼地域内のいくつかの交差点に「第一日曜日は朝市ですよ」の看板を付けてきます。
以前は菊の紋章がきらびやかな信号の柱に取り付けていましたが、当局からやんわりと撤去せよ、と言われました。
今は国土交通省さんや農水省さんや地方自治体さんや個人の持ち物に一週間だけ取り付けさせていただいています。
笑ってしまうのが、朝市会場からは若干遠い、我が家がある勝沼ビバリーヒルズ「フォーシーズンズエステイト(四季の里)」入口に“3/1朝市”という看板を設置しています。
ちなみにこの看板は工事現場仕様の看板に白いスプレーを噴いてその上に朝市と書いただけのシロモノです。
なぜ笑うのかというと「なんで全然関係ない、ここの場所に朝市の看板があるのよ?」ってことなんです。
早い話が6年前かつぬま朝市がフォーシーズンズエステイトの公園で始まってその時設置した看板を場所を、朝市が出世するとともに移転したいまも設置しているだけのことなんですが。
でも確かに知らない人からすれば「なんでここに?しかも開催場所も書いてないし」
でもね、知っている人はこう読むんです。
(ちなみの設置してある通りは勝沼から山梨市に抜ける唯一の通りだからけっこう生活者の通行が多くて。しかも設置場所がカーブの終わりなのでいやがおうにも目につきます)
はい、それでは、知っている人は、こう読みとります
「あ〜もう朝市なんだ。一月って過ぎるの早いなあ。ウエブマスターさん手を抜いていつもここに(撤収が楽な自宅のそばに)看板立てているけど元気でやっているのかな?次の朝市はどんなお店がでるんだろう?あの人もこの人も来ているかな?会いたいなあ・・」と。
日常の生活の一部の中で気づいてもらうちょっとした仕掛けなんです。何にも無いところに突然一週間だけ看板がつけば目に付くし、それが1ヶ月に1度のサイクルで1週間だけ付くとなればどうでしょう。
かなり説明を端折りますが、その効果たるや「常設看板より」「新聞のチラシ折込より」高いと思うんです。ちがうかあ?
さらにはじめてあの看板を見た人はどうでしょう。開催場所が書いて無いんです。で、朝市に興味のある人なら
「どこ?えっ?どこ?どこでやってるの?だれか教えてー」って気になるわけでしょ。
そうすると、人に聞きます「あのさ、勝沼の朝市ってどこでやってるの?」さらにhpを検索する人もいて・・・そうすると、あのへたくそな字のかつぬま朝市が目に入ってくるわけでしょ。そこまで行けばね。10人にひとりは「とりあえず冷やかしに行ってみっか」ってなるでしょ。
それで実際に来て見れば「朝市?ちがうじゃん!こりゃ何でもありじゃん。でもなんでこんな賑わってんの?⇒よーし次回ももう一回来てみて検証してみよう⇒翌月もくる⇒知らぬ間にプチ病み付きになる
かなり乱暴ですが、私の頭脳では、かようにしたたかに、計算ずくで、看板を、とんでもない場所にまで設置しているんです。
かったるくて、手を抜いている、わけじゃないんです。たぶん。